ヌァザの剣

ヌァザの剣は「クラウ・ソラス」じゃないのかというツッコミは重々承知なのですが、本編では「カラドボルグ」とさせていただきました。
日本では、「ヌアザ・アーガートラーム」の剣は「光の剣」=「クラウ・ソラス」とされることが多いようですが、「カラドボルグ」や「アンサラー」などとする訳本や解説本など多々あり、その記述は非常に混乱しています。
ヌァザの剣は、イメージソースとして

  • 光る剣
  • 王の剣

二つの姿があると考えられます。
さらに、ヌァザの剣には『一度鞘を離れれば必ず敵を倒す』などと書いているもの有り、「不敗の武器」としての側面を見る場合もあります。
光る武器といえば、同じくケルト神話の神「長腕のルー(ルーグ)」の槍として知られる「ブリューナク」があります。
また、正当な王権の証としての象徴性を持つ武器としては、「エクスカリバー」がもっとも有名でしょう。
これらのアスペクトは、ケルトの英雄がふるう武器の共通の要素であると考えた方がいいでしょう。


そんなわけで、非常にあれこれ紛らわしいケルト系の武器ですが。
異世界日記』ではケルト系の英雄の持つ武器の起源をヌァザの「カラドボルグ」として、後に登場するセタンタの「ゲイボルグ」、ファーガスの「カレドボルグ」、アーサーの「カレドヴルフ」は、すべてヌァザから継承されたものとして扱います。また、ルーの「アンサラー(クラウ・ソラス)」「ブリューナク」についても、ヌァザから伝えられたものとします。
まぁこの辺、随分先の話なので、登場するのが何時になるやら執筆しているこちらも全く見当がつかないのですが。